吉村珈琲

神戸にある自家焙煎の珈琲店

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【設置事例】大阪府堺市ホールの事例

「客数や稼働率はあまり関係ない、営業努力のすごさ」

 


今回の設置希望のお声というのは「コーヒーワゴンがもう撤退するから。」というお話がきっかけでした。


コーヒーワゴンがなくなる理由として、人手不足や仮に人が確保出来たとしても人件費が賄えないなど、主に人的な要因が多いと感じています。


この店舗も上記の理由でした。話は急に降ってきました。


とんとん拍子に設置する事が決まり、前日までコーヒーワゴンは営業していました。設置準備している時に、コーヒーワゴンの女の子がいたので目安としてどれぐらい売れるのか??聞いてみました。


「一日20杯ぐらいですね。」


ホール内でこうしたワゴンサービスを行う場合、300円ぐらいの販売価格が一般的です。


単純計算すると月に30日営業で600杯。かける事の300円で180,000円。


営業時間にもよりますが、人件費と材料費で相殺してしまうような売上になることが多いです。失礼な話ですが、実際に素人目で見てもお客様はそこまで入っている印象はあまりありませんでした。


また、外部環境として大型の他ホールもあり、近くにはコンビニもあって条件は良くないように思えました。コンビニは、サイズこそ違うものの100円~150円の販売価格でコーヒーを提供しています。


これも最近コーヒーワゴン市場の杯数が落ちてきた原因の1つです。


 


近隣にコンビニが出来て、それなりのクオリティを持つコーヒーを手軽に持ち込みがしやすくなったというのが大きな要因。現に1日に100杯~200杯売れるワゴンサービスでも、2年ほど前から少なからず影響を受けている状況で、杯数が落ち込んでいるところも多いです。


これを現行のサービス300円から200円に切り替えて売れるかどうか?という所。


しかも、一応はセルフコーヒーサービス。ワゴンサービスで20杯なら、良くて1日10杯ぐらいしか売れないのではないか??不安です。(笑)


これは、もう結果を見るしかないな!と思いながらスタートしました。


今回は200円→100円でお試し期間というのは行いませんでした。というのも、必ずしも100円で実施するというのは効果的ではありません。今回は切り替え後の反動の懸念もあったので、とりあえず200円での販売でスタートしてみました。


次の日も心配だったので、立ち上がりを1時間弱ほど見学していましたが、2杯か3杯売れていたぐらいの記憶しかありません…。それでも次の日にはしっかり、POPも用意され準備はしっかりと出来ていました。ホールさんのやる気が見られ、とても嬉しかったですね。とはいえ、そもそもそんなにサービスとして需要がなかった所に、そんなすぐに定着するものでもないか…とは思っていました。


 


集計は7日後…せめて【1日平均10杯以上、1週間で70杯以上】は売れてほしいという願望を持ちながら扉を開けてみますと…。


 


結果は280杯の実績データが上がっていました!!一瞬、見るデータを間違えたのかと思いましたが、実際に集金額を集計したら数はあっていました。これには正直驚きましたね。


「実際にその時に拾った時のデータ、合計すると280杯。」











7日間なので平均杯数40杯、従来のコーヒーワゴンの杯数の倍売れているではないですか!


 


店としての新たな試みサービスの提供として、お客様側としても、物珍しさで買って貰うというのはあるかもしれないですが、これはこれで異常値でした。


「なんでそんなに売れたんですか?」とお店のスタッフに聞いて見ました。ここのホールでは「お使いサービス」というものが実施されているようです。そこで、ホールスタッフが「新しく始めました」というひと声をかけてくれたとのこと。


 実際にホールでも、たばこや自販機で飲み物を買ってくるというのはあるようで、それの応用だと考えられます。従来こうしたレギュラーコーヒーの提供というのは、コーヒーを粉から抽出してなど面倒が多いものです。美味しく提供しようと思えばなおさら、手間がかかります。


だが、こうしたマシンがあることで、ワンプッシュで手軽に美味しいコーヒーが抽出出来るようになりました。


あとは、抽出されたコーヒーをこぼさないように持っていくだけです。


また、本当にホールスタッフの手が空かない状況でも、このマシンなら基本的にセルフでも提供できるように、自販機のような機能も備え付けてあります。(ここが画期的なポイント)


従来の自販機でも同じ理屈ではありますが、前述でもあるようにコンビニで普及している「おいしいこだわりコーヒー」というのがある程度、浸透しているという売れるポイントです。


両方を駆使することで、杯数は結果として出てくるという良い事例でした。


 


今でも、この店舗はお客様にどういったサービスを提供するのが、最善かというのを考えながら取り組まれています。これは、あまり客数の入り具合で杯数が決まるわけではない、営業努力だと感じました。


「押し売りならないように、任意のタイミングでオーダーしてもらう取り組み。また声替えが苦手なスタッフで対応出来るというメリットがあります」。


「マシンもしっかりデコレートして販売できる状態まで準備万端!」



ホールの皆様、いつもありがとうございます!

(最終更新:2017年12月7日)