【負担を減らす方法として、設置して頂きました。】兵庫県神戸市設置事例案
2018.06.28 17:37
今回のこのシステムは、「アミューズメント施設推奨」と謳ってアピールしているのもあってか、基本的にパチンコホール店様が主体での問い合わせがあり、設置していっているわけですが
ただ今回は少し箸休め的な感じで、パチンコホール店様以外の設置事例店舗をご紹介します。
今回の設置場所は「郵便局の従業員休憩室」です。
その一角に、喫茶室があり、今回はその設置事例のお話になります。
大規模な官公庁・役所には喫茶室または従業員食堂というものがあり、そこで働いている従業員が食事を出来るスペースというものは基本的にあります。
「場所はこんな感じです!」
ただし、営業しているかというのは別問題であって、設備は残っていても、実際には営業していないというケースもしばしば、、、
こんな所でも人手不足のあおりを受けているのは今となってはよくあるケース。
なので、休憩室には自販機だけ置いてあって、他は何もない。外に行けばコンビニがあるし買いに行こう。こうやって外に出ていくわけです。
買うのはその人の自由なので、ないのであればそれなりに個人として対応していくのでしょう。
ただ、それは意外と設備を保有している家主にとっては意外と損な話なのかもしれません。
実際に他業者としてもこうしたセルフコーヒーマシンを設置したいのは山々だが、誰もいないのでは管理できなくては設置する意味がないと思っているかもしれません。
話は戻りまして、今回の設置場所はまだ喫茶室を営業している方にお願いをしてみました。
元々ヨシムラコーヒーとして、この喫茶室にコーヒー豆を卸していました。この喫茶室を営んでいる方は、毎朝5時に来て、様々な仕込みをしています。もちろんコーヒーも例外ではなく、アイスコーヒーだったらあらかじめ冷やして何リットルも準備しておくというありさま。昼のピークが過ぎても、片付けやら明日の準備やらで夕方の17時まで働いているという。これの繰り返しです。
頭が下がります。個人経営で労働基準もあったものではありませんが、現代社会の働き方だったら出来ないような仕事スタンスです。さすがに土・日・祝は負担の兼ね合いから休んでいるようです。
少しコーヒーを作る分だけでも、負担を軽減できないか?という考えのもと設置を依頼してみました。
最初は中々首を縦に振りませんでしたが、ある日突然首を縦にふりました。
後から、聞いて見れば郵便局にお願いしていたようです。やっぱりそこは店子なので家主に許可は得ないといけません。普通そこはヨシムラコーヒーがするものですが、代わりにやって頂いたのです。ありがたいお話ですね。
ただし郵便局に置くのは容易ではありません。少ないスペースをヨシムラが設置するにも家賃が必要です。
ここでポイントなのが、ヨシムラのシステムとして自動販売機設置と似たようなシステムになります。
手数料還付→これが家賃替わりです。
すでに、卸しているコーヒーから杯数がある程度折り込み済みだったので、計算が楽でした。
喫茶室を営んでいる方にも手数料が入る、ついでにその手数料から郵便局に家賃も払える。丸取りは出来なにしても収益としてはプラスとなるわけです。
しかも、土日祝は休んでいる為、今まで違って、下準備さえしておけばある程度セルフで買って頂ける。
え?そんなの自分でコーヒー出すのと一緒じゃないの?
似ているようでで、実は大いに違っています。自分で1からすべて運用すると材料請求、機械代を売上から引いてなど、実際に計算すれば利益計算してでるものの、その辺が正直めんどくさく、営んでいる方の仕事がさらに増えます。
材料は無償で補給、メンテも実施→これも当てはめると面倒な作業が設置側に減ります。
計算も弊社が実施しているので、実質右から左に流して残ったお金がコレというような感じになります。
相手側としてはわかりやすいですね。
それを考慮してかの「首を縦にふった」という事になるのでしょうか??
今回は設置にあたって、パチンコホール店のように販売価格を200円とはせず100円としました。
というのも、周りの自販機が基本的に福利厚生の兼ね合いもあってか、基本的に70~90円と100円以下に設定されていたからです。
ただし自販機屋さんもそこは考慮してか、価格設定に合わせて量を少し絞っている感はあります。
ちょっと今回はせっかく設置できたという事で攻めてみました。200円と同クオリティの豆を使用し、量もカップギリギリのラインまで淹れる設定にしてみました。
設置直後はすぐに好反応。売れるという状況がすぐに結果が出ました。客が並ぶというこの状況になる形となりました。
本来このコーヒーマシンは短期集中型には向いていません。なんせ1杯抽出するのにじっくり出すので、どんなに早くても40秒から45秒はかかります。
こうした食堂関連は11時から13時に集中して売れます。
3時間で1杯45秒くらい、単純計算では時間当たり80杯となります。その限界ラインはその半分の40杯ぐらいとされています。
したがってコンビニや、集中して売れるところは2台並列して分散するという仕組みをとっています。
ヨシムラコーヒーは現状さすがに残念ながらそこまでは出来ない状況です。いつか、さらに台数が増やしていきたいですね。
セルフの究極系となりつつある今回の設置事例案ですが、「コンビニにあるものがここにある」というインパクトはあったかもしれませんが、どうやらこのマシンの印象が良かったからというわけでもなさそうです。
ひとえに、喫茶室の方々の人望もあるでしょう、長年やっている分絶大な支持を得ているわけであって、その後押しもあったように思われます。後は休日も無人でトラブルを起こしていないという事は、買う側もそれなり気を使っているというのも見受けられます。
どんな、設置環境でも言える事だと思いますが、いきなり設置して、セルフで買って見ようとはならないようです。
誰かがやっているのを、マネをして買うというのがセルフです。今回は短期集中型の箇所になるので、実際にやっている人を見る確率が高い事です。何となく並んでいるから、わからないけど並んでみようと行列の修正に似ているような気もしなくはないです。
これはパチンコホール店では開店時並ぶ感じと似ているようにも気がします。
ただ、そうやって並んでまで購入されている傍らで未だに自分でも準備してコーヒー出しています、さすが商売根性あるなーと感じます。しかもそれも売れるという。
ただ確実に今まで喫茶室の方が手で出されていた分に比べて、負担は減ったとは思いますね。
置けそうで置けない設置場所はまだまだ眠っているかと期待する所です。
「喫茶室が閉店していても、マシンは24時間フル稼働です。」