【ICカード対応の最新マシン】兵庫県姫路市の設置事例

2020.03.20 9:12

2019年10月、消費税が10%に増税されました。それに伴って政府が行っているのが、キャッシュレス・消費者還元事業(ポイント還元事業)です。

政府が認定した対応店舗にて、クレジットカードやバーコード決済などのキャッシュレス決済を利用することで、支払額に応じたポイントが還元されるという取り組みです。

キャッシュレス決済は多額の現金を持ち歩かないで済むうえ、ネットショッピングなどでも利用できます。ポイント還元によって増税前よりも安く商品が購入できる場合もあって、急速に普及してきました。

そのため、電子マネーやクレジットカードが利用できるレジや自動販売機も増えいています。

もちろんコーヒー業界も、この流れを無視するわけにはいきません。

いつでも挽きたてのコーヒーが飲めるコンビニも、各種キャッシュレス決済に対応しているレジを導入しています。

よく見かけるコーヒー自動販売機も、ICカードなどの支払いが可能です。こちらも電動ミルとコーヒーブルワー内臓によって、いつでも挽きたてのコーヒーを飲むことができます。

弊社が扱っているコーヒーマシンの中にも、ICカードに対応した比較的新しい機種があります。今回の事例は、そんなマシンのお話です。

病院職員が利用する休憩室に設置

今回は普段と違って、病院内の設置です。それも来院される方に向けてではなく、病院で働いている職員の福利厚生の一貫で、ということでした。

どうも院長さんがコーヒー好きとのことで、

スタッフ全員が休憩時にコーヒーを楽しめるように

と弊社にご依頼されたようです。

姫路市にあるこちらの病院、主な診療内容は脳神経外科やリハビリ科です。通所リハビリ施設や院内薬局も併設されています。

働いているのは、医師から看護師、薬剤師や整体師など様々な役職の方です。

そんな職員の方々が利用する休憩室に、弊社のマシンが設置されることとなりました。休憩室には給排水設備と手洗い場があり、保健所への申請も大きな問題はありません。

病院という特殊な職場環境、ましてや脳神経手術はシビア、リハビリも患者とともに根気強さが問われます。

通常の診察は午後6時までですが、急患時には夜遅くまでの勤務となる場合もあります。入院患者がいれば夜勤も避けられません。

時にハードな業務となる医療現場にて、当社のコーヒーが職員の方々の癒しのひとときに貢献できるのであれば、大変ありがたいことです。

弊社の最新鋭コーヒーマシン

ICカード対応の話に戻します。

こちらの病院、働かれている職員ひとりひとりにICカードが支給されています。

このICカードは職員の個人認証を行うもので、

  • 関係者専用扉の解錠
  • タイムカード
  • 自動販売機や購買部での決済

に利用されており、職員の方々はこのカード1枚で勤務中は活動できるそうです。

これに対応するべく、弊社のICカード対応の新しい機種の導入となりました。

こちらのマシンは、現在メインで扱っているものよりも新しく、少し小さくて使いやすいモデルです。今回、初めての導入となります。

仕組みは、あらかじめマシンに職員全員分のICカードデータをインプットしておいて、カードリーダーに読み込ませることで認証、コーヒーが飲めるというものです。

ICカードに対応しているだけでなく、ほとんどがアクリルパーツで構成されています。

これまでのマシンは内部パーツに金属製のものを使用していることが多く、サビによる経年劣化が伴いました。しかし、ほぼアクリル製ということでサビの心配はありません。

取り外しがしやすく洗浄も簡単で、初心者の方でもメンテナンスが容易となっています。

決して、マシンが新しくなればコーヒーの味が格段によくなるというものではありません。

コーヒーの味は、豆自体や焙煎度合いによります。マシンはあくまで、豆の特性を最大限生かすものです。

ただ、手入れをしやすいということは、それだけ長くご愛用していただきやすいということにもつながります。

美味しいコーヒーをもっと利用しやすく

設置してみて驚いたのは、女性職員の利用が多い、という点でした。

偏見かもしれませんが、女性が多い環境ではそこまでコーヒーが好まれるというイメージがなかったのです。缶コーヒーを購入する女性もあまり見かけません。

ただ、よくよく考えてみればおしゃれなカフェを利用するのは、ほとんどが女性ですよね。純喫茶においても、男女比は同じくらいです。

世の中にはコーヒーが好きな女性も一定以上はいるんだ、ということを再認識しました。

キャッシュレス決済など新しい技術が大きく普及していくなか、コーヒーマシンはコンビニでブームとなった2010年ごろから大きな変化が無いように思います。技術的な革新は、近年ではあまり感じられないというのが現状です。

ICカード対応は、あくまで時代の流れに沿った結果のひとつです。

弊社ではICカードだけではなく、様々な利用シーンを想定して、ひとつひとつお客様のご要望にお応えできるよう邁進していければと考えています。