【スタッフが学べる場として】神奈川県藤沢市の設置事例
2018.11.12 18:49
今回の設置事例は神奈川県藤沢市になります。
以前の埼玉県での設置事例もそうでしたが、神奈川県としてもパチンコホール店舗としては初の営業許可。実際、ここ藤沢市でも似たような事例はあったものの、許可実績がパチンコホール店にはなかったようです。
神奈川県藤沢市での設置事例案
周りは工業団地で第一印象は正直「なんかさびしい」と感じました。
他の地方の場合、大通りに面している所に飲食店があったりしますが、周りを見渡す限りありません。
駅周辺にも寄ってみたのですが、栄えているのは駅前周辺のみ。ちょっと離れるとなにもない…
設置店舗の横にはドラックストアがあるのみで、徒歩で飲食関連の店舗を探してみましたがありませんでした。
買い物にいける環境がなければ、コーヒーマシンを利用して頂ける可能性が高いのでは?と安易に考えながら設置いたしました。
店舗の印象
店舗は年季の入った印象がありましたが、スタッフは若い方がかなり多い。最近のパチンコホールにしては珍しいと感じました。
パチンコホールにマシンを設置していく中で、さまざまな方と交流してきましたが、何となく「ベテラン」という印象の方が多い気がしますね。店舗の年数に応じてスタッフの方も歳を重ねているように感じます。
若いスタッフが多いとデメリットもありまして、嫌になると短期間で去ってしまい、店舗に定着しない傾向があります。
コーヒーマシンを導入することで「人手が足りない、若い人が定着しない」など、労働力不足でも省コストで運用できるというメリットも。
こちらの店舗は若いスタッフが定着していて、管理側としても安心感を感じます。
しかし、コーヒーマシンで「販売する」「売り込んでいく」となったら、今の若い人は直接面と向かってコミュニケーションが苦手というのも事実。今の店舗の環境から言えば、売り込んでいく事はなかなか難しい現状ではないかと思いました。
設置後の経過
最初はやはりなかなか売れなかったようです。データを見ていると、日によっては1ケタの杯数しか出なかった日も。
売り込みでは、断られた・挫折したというケースもしばしばだったようです。
そこで、店舗も考えました。本来なら弊社がアドバイスしなければならないところですが…。
まず、「ヨシムラコーヒーの豆のどこが良いのかをアピールしたい」と仰られたので、細かく説明いたしました。
簡単に言うと「厳選された素材・その都度、自家焙煎」ということ。
よく聞くフレーズですよね?もちろん販売するにあたって、そのワードも当然重要です。
弊社もいい豆、いい味が出せるようには努力はしていますが、「良い豆を使っていますよ」だけでは中々説得力がありません。
実際の設置後の写真、これまでの設置パターンとほぼ同じになります。
そこで、店舗は最終的に「とりあえず飲んで頂き、判断してもらったら良いのではないか?」という判断にいたり、店舗で出資してとりあえず飲んでもらうという方法をとりました。
月の特定日を決めてその日だけお試しで飲んで頂くイベントを実施しました。大手企業でも実施されているように、特定日を作るのはお客様を集めるにはいい方法です。
しかし、その分反動があり、ちょっとでも方向性がズレると特定日以外は売れなくなってしまう場合もあります。
イベントを初めて実施して、当日は確かに試飲も含めて杯数は伸びました。ただ、次の日から3~4日間は杯数が1日5杯を切りました。
先に述べた通りになりましたね。
しかし、月を追うごとにイベント後の杯数が落ちなくなってきました。
イベント直後だからこそ、失敗を経験した上で、次の日も継続的にお声かけしてきたというのがあります。常連様はイベントの日も当然来ていただいているので、次の日も来店する確率が高いです。
前日飲んでいるので、味がある程度わかっています。そこでお声掛けして、ヨシムラコーヒーの良い所を伝えればダメ押しになりますね。
- お声かけ
- 商品の説明
- 買って頂く
という流れから
- とりあえず提供してみる
- お声掛け
- 商品の説明
- 買って頂く
このような流れに変わりました。
通常の接客手順、試供品の提供などはありますが、丸々提供したりはしないはず…
「とりあえず提供してみる」段階を増やすことで手順もコストもかかってしまいますが、結果的にトータル杯数が伸びました。これも良い戦略ですね。
スタッフが学べる場として
この店舗ではどうやったら売れるか。
ヨシムラコーヒーとしても客観的目線ではアドバイスできますが、店舗様の方が当然、自店舗のことを分かっているのでアドバンテージがあります。
やりようによってはコーヒーマシンを通して考える力が備わると思いました。若い人にいろいろ学べる場を設けるのは良い事ですよね。
少しおこがましいですが、このコーヒーマシンを通して、少しでも考える力が養われればいいなと思っています。
「月イチの特定日にあわせてローテンションを組んでコーヒーサービス。例え月イチ限定だとしても、効果はかなりアリ!」
「ちなみにその日の実績」「なんでも継続が大事ですよね」