【過疎化が進む地域の場合】兵庫県のとある店舗での設置事例

2018.06.11 19:19

地方にある店舗でコーヒーワゴンを利用する客層はどういった方たちでしょうか?

その多くは、年配層のお客様です。

『レギュラーコーヒーが飲みたい』『持ってきてほしい』など理由はさまざまですが、年配層のお客様の多い店舗ではコーヒーワゴンの需要が高くなるでしょう。

地方では過疎化が進み、年配層が人口の多くを占めています。

年配層のお客様は、都市部には行かず地元の数少ない店舗に足を運ぶ傾向があるので、地方にこそコーヒーワゴンが必要ということになりますね。

しかし、過疎化が進み若い人が少ないため、店舗は人材確保が難しい状況になっていることが少なくありません。ただでさえ人材が足りていない状況で、どのようにサービスの拡充をはかればいいでしょうか?

コーヒーワゴンに変わるサービスの提供

コーヒーの材料はどこでも手に入ります。

コーヒーマシンも何とか手に入るでしょう。

しかし、それだけでは中途半端なコーヒーにしかなりません。

『それならば、従来の自動販売機で十分だ』ということになってしまいます。

ヨシムラコーヒーでは、自動販売機以上のクオリティのコーヒーを提供できるように店舗様のお手伝いをさせていただいております。

これまでの設置事例からも、マシンでの抽出は簡単で持ち運びも容易ということをアピールしてきました。もし、スタッフの手があいていない状況だったとしてもセルフでの販売が可能です。

兵庫県の店舗設置事例

こちらの店舗は、兵庫県のとある地方部の事例案になります。

場所のイメージとしては山間部にあり、弊社がある神戸と違って同じ県ではありますが環境はかなり違います。なぜ場所をぼかしているかというと、その地域にはほんの数店舗しか店舗がないからです。

そんな山間部にあるパチンコ店舗店においても、コンビニ自体はしっかりあります。しかし、都市部と大きく違うのは「店舗間の距離」です。こちらの店舗店舗様とコンビニの距離は、気軽に歩いていけるような距離ではありませんでした。

気軽にコンビニに行けないということは、需要があるのではないか?と思いましたが、初月度の成果としては一日に4杯から5杯という結果でした。需要はありそうですが、なぜでしょうか?

原因は近くにあった超大型優良店舗様にありました。弊社が実施している価格を下回る価格でコーヒーの販売を行っていたのです。

これでは、場所が違ったとしてもサービスでは勝てません。こちら側がマネをしたような形になってしまいました。

コーヒーのクオリティでは勝っている自信がありますが、認知されなければ意味がありません。現状は元から店舗に設置してあるカップ式の自動販売機にすら負けている状態です。

他店に負ける以前に、同じ店舗の敷地内にある自動販売機に負けるわけにはいきません。

従来のカップ販売の欠点として、カップに対して半分しかコーヒーが入ってないということが結構あったりします。そこで単純に量を増やしました。そして「手数料還付はいらないから、近隣店舗にも負けないサービスをしたい」という了解を得て価格をさげました。

「手数料はいらないから近隣店舗にも負けない価格を!」

すると、約10倍の杯数に膨れあがりました。1日40~50杯です。

『いやいや、価格を下げたからでしょ?』と思われるかもしれませんが、単純に価格を下げたからといってコンスタントに売れるとは限りません。この地域で売れる相場というものがすでにあったのでしょう。相場に合わせ、さらにコーヒー自体の味も認知して頂けたことで売れ続けているのではないでしょうか。

今となっては、とりあえずコーヒーを買ってから考えるというお客様も増えてきたようで、集客率は僕らが見ても増えたように思われます。

しかも、この店舗のすごい所は杯数の内訳がほぼセルフでした。

これはお客様がそういうものだということを、近くにあった超大型店舗様で知ったからでしょうか?

こちらの店舗は特にスタッフの数が少ないように思えましたので、手があかない状況でもおいしい珈琲を提供できるという環境は大切だと感じました。

「店内はゆったりスペースを確保しています。」

 

コーヒーマシン導入に成功しているパターンとは

上記は一つの事例ですが、未だに人手不足などの理由でコーヒーの提供を足踏みしているという店舗も少なくありません。

今回のケースでは大手がすでに先導していましたが、地域によっては未開拓の場合や、そもそも取り入れられていない場合、中途半端なサービスなど様々なパターンがあります。

私たちが設置している店舗で特に成功をおさめているところは、「地域の先駆者」になっていたパターンが多いです。 あなたの店舗がこれから「地域の先駆者」になる可能性も十分あるのかもしれません。