ホテルにおいての場所の有効活用~大阪市此花区設置事例
2022.12.23 16:29
今回は大阪のビジネスホテルに設置しました。
今度は2025年に開催が予定されている大阪万博ですよね。
この開催を見越して、新規のホテルかといえばそうではありません。昔からよくあるビジネスホテルです。
ビジネスホテルにはなりますが、場所が西九条というのもあって、仕事目的というよりは最近はどちらかというと観光目的のお客様の方が多くなっているような気もしました。
場所もそうですが、ホテルは当然ここだけではないので、宿泊される方はアクセスの利便性にプラスして価格メインワードで検索される事も多いようです。
ホテルにおいては、おそらく本格的なコーヒーマシンがあるからと言って、これで検索するなど、他のホテルとの差別化などという要素は少ないと考えられます。
今回はそのコーヒーがどうやって(有料なのか無料なのか)提供されているか、あるいはその運用方法が設置場所のホテルとマッチしているかも考えながら設置させていただきました。
実際のホテル関連で提供されているコーヒーのイメージ
今となってはホテルに無料コーヒーがついているというのは、よくあるパターンとして見受けられます。宿泊費用に付与するパターンですね。
観光目的の宿泊は1回限りになる・または頻度が少ないなどのケースもあったりしますが、今回はビジネスホテルになりますので定期的に宿泊する場合もあります。
宿泊目的の両方の層が獲得できるといった所でしょうか。
しかし、先に述べたように宿泊価格帯であっさりと乗り換えられる可能性もある為、リピート率を上げる要素が必要になってきます。
リピート率を上げるために、いかにその価格プランに対して、どれだけの様々なサービスを付加できるかになっているような気もします。
コスパ感という感じになるのでしょうか。結果的に宿泊された方がお得感を持てば、次につなげる事も出来る可能性があるだろうという所です。
その中もおいての「コーヒーサービス」になります。
コーヒーにコスパ感を出すにはどうすれば良かろうか、という所ではありますね。今となっては資材の高騰等もあって中々難しい所ではあります。
弊社も色々と出張している事もあってホテルでコーヒーを提供しているのも見る機会も多いですが、無料の場合、専用のコーヒーマシンで抽出して、「これが?」っていうのもあるような気もします。
理由としては、無料にするとどうしてもコストを下げていく必要が出てくるのでどうしても分量が少なくなったり、見た目が無料感を出しているコーヒーになってしまいます。まぁ多少無料なのでちょっと致し方がない所ではあります。
有料の場合は人もしっかりつけてサービスするケースも多く、販売単価がものすごく高く場合があります。「これぐらいか・・・」となってしまう場合もあったかもしれません。
敷地外にコンビニ等何もない、ちょっと閉鎖的環境な場所においてはある程度、単価をつけて販売するのは良いと考えます。
ただ、意外と観光ベースの宿泊地でもちょっと外に出れば色々あるものなので有償のみでの提供だけだと難しい所です
これらを踏まえた上で、こうしたホテルがコーヒーマシンor何かしらの提供したらホテルとしてステータスアップは見込めますが集客力が上がったと実感したり、収益につながるなど、「目に見えたの形で成功」とならないのが、現状です。
コンセプトとしてはそういった、基本概念から実際に宿泊した際のギャップ検証が主目的な感じで設置したという感じでしょうか。
特にビジネスホテルにおいてはwebで検索した所、基本的にホテル側が無料で提供されるものだという解釈が大部分なのでここも難しい所です。
無料で提供できる事に越したことはないが、結局維持費用は誰が持つの?という所になります。
コーヒーマシンにおいても大なり小なり費用は掛かります。また材料費も継続して発生はします。最近では電気代なども視野に入れる必要が出てきそうです。
仮に無償であったとしても、コーヒーマシン自体がそこまで大掛かりなものではないか、弊社のようなマシンを他社で用意するとなると材料費や諸経費など意外とのしかかってきます。
宿泊費用に盛り込む事が不可となれば、当然有料で販売しなければならないですが、先に述べたようにビジネスホテルとなると基本的にアクセス・ロケーションが良いケースが高く簡単に外で購入出来たりします。
有料であるならば、他で購入するという流れが高くなり、上手く機能しない確率が高いです。
ホテルに設置する際は、味はもちろんですが、その利便性、管理方法、費用間なども踏まえて設置を考えていく必要はあります。
とりあえずは、先方の意向もあってお客様が「ちょっと得したなぁ」のコンセプトで考えていこうで取り組みを行う事としました。
専用コインの活用
これまでに、弊社で設置して実際に運用して上手くいくケースはこの専用コインをどう運用していくかで分かれ目が決まってくるような気もします。
①弊社がしているコーヒーマシンはコインメックも基本的に取り付けてはいます。
②これによって常時ロックがかかっている状態になりますので、通貨または専用コインを入れないと勝手に抽出される事はありません。
③また現金と専用コインといちいち切り替えをせずに併用が可能となります。
この仕組みを利用して
有料→現金販売
無料→専用コインで販売
金銭授受管理が出来るのは状況によっては有効的に活用できます。
とすれば、すべてを無料にする事なく、有償分はホテル側に費用負担の軽減にもなります。専用コインはチェックインした時点にお渡しすれば良いですからね。
今回のポイントはここになるとは思います。有料に購入もできるし宿泊された方は無料で飲むことも出来る。
特にお客様が購入時点においてはスタッフによって有料か無料の判別をしなくて済むという所にあると考えます。
若干こじつけな気もしますが、有料の商品が宿泊すこる事によって無料で飲む事ができるというお得感も出せます。
この専用メダルをどう使用するかで、運用方法に幅を利かすことが出来ます。
実際、運用してみて
すべてが無料でカウントされたわけでもなく、有料で飲まれている分のカウントも出ています。
無料だから、「飲み放題」というのはホテル側にとっても損失にはなりますからね。1杯が無料というあらかじめ制限をかけておけば、計算もしやすいですしね。
とはいえ無料で飲める可能性があるというだけで、杯数大きく上がります。
ただ、注意点は確率100%ではない事。もちろん、無料で飲めるといっても、そこで飲むか飲まないかは自由になるので選択しない場合もあります。
実際、モーニングサービスに付与する形となるので、当然朝に集中はする形となります。
大体、当日の宿泊人数に対して、無料で提供した場合何もしなくとも使用確率としてはは30%~50%ぐらいにはなっているようです。
後は、事前にチェックイン時点で「こういうサービスがありますよ」のお声がけをして、さらに上向きになるという感じです。
冬になると特に強いですね、気温差で確率も上がります。
ここから費用負担を減らす・収益可につなげていくには有償分をどう伸ばしていくかにもよります。
ですが基本的に宿泊メインにはなるので、宿泊外の人を引き込むのはそう簡単な事ではありませんが、おそらく万博などで工事等での宿泊、完成したらしたで、また観光で宿泊と長いスパンで見ると集客率は安定してくるのとは考えられます。
現在の設置場所をさらに有効活用できる事にさらに期待はしたい所ですね。